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10,4,5(月)
昨日は松戸の戸定邸に吟行。ここは徳川慶喜の別邸だったところ。 近くであるが今回はじめて訪ねた。 最後の将軍の別邸だった処らしく建物が素晴らしい上落ち着いている。 眺めもよく晴れた日は富士山がよく見えるという。 園内の桜も丁度満開でいい花見となった。 戸定邸の門 邸内の枝垂桜 今日は1日雨、1日中パソコンの前に座りっぱなし。 今年初めに亡くなった友人の句集『白鳥』の特集をまとめたり、 紙上句会や昨日の吟行会の結果のまとめ等、結構忙しかった。 友人の句集はパソコンで作った簡易なものだが内容が大変良く皆に好評のようだ。 その中から一部を抜くと、次のような句がある。 潮騒の穂先にひびく芒かな 好晴 石垣を伝ひて椿落ちにけり 虫の声消えて幽かに耳鳴りす 冴ゆる夜の心点して集ひけり 草いきれ脱水症の馬暴る 鯛焼を買ひて鞄の温かき 落椿古墳の道を埋めけり 夏萩の風に靡きて零れけり 白鳥を迎ふる言葉木の札に 白鳥を見て大根と葱と買ふ 高原を一人占めして時鳥 朝市の土筆を束ね売りにけり 草笛の合唱隊となりにけり 宙に舞ふ野火の炎の移りゆく 白鳥の羽音連ねて飛び立てり 冬帽をとりて古里一望す 砲台の跡より飛蝗飛び出せり 鉄塔の百万ボルト風光る 枯菊の魂抜けて立ち尽くす 白鳥の続々と来る空の道 白鳥の帰りて出店たたみけり 殿を長老の乗る祭馬 さざ波や春の光の移りゆく 翡翠の色一線に飛び去りぬ 原発の大き煙突大根引く 落し文手渡す人を違えたる 下り簗外道の鯰暴れをり 残り鴨楽しげながら寂しげに 秋深し一服の茶に正座して 釣堀に箆鮒会の番付表 遺句 虎落笛古墳の埴輪棒立ちに 風鐸の夜空に響き寒にいる 句集に収めた135句が全て佳句で、最近、稀に見る好句集と言える。 この句集が正式の句集として発刊されないのを残念に思っている。 この所、暇を見ては日本の古代史を見ている。 卑弥呼や国の生い立ちについても、色んな人のいろんな見方があり大変面白い。 しかし、色んな人が色んなことを云いすぎ返って分らなくしているようだ。 その内、俺もと云うことになるかも知れない。 百家騒鳴もいいが、そう古いことでない国の起こりが分らないというのもおかしなことだ。 それ故また考える楽しみもある。
by yuusimatuda
| 2010-04-05 23:44
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